2020年10月、5泊6日で四国の徳島、高知、香川の3県を旅行しました。仙台▶神戸空港▶鳴門▶徳島(1泊)▶大歩危▶高知(1泊)▶中村(1泊)▶高知▶琴平▶高松(2泊)の順で周り、観光したのは次の通り。帰路は瀬戸大橋を渡り岡山経由で新幹線で仙台へ。
- 鳴門公園渦の道
- エディ(大鳴門橋架橋記念館)
- 祖谷かずら橋
- 平家屋敷民族資料館
- 夢舞台
- 坂本龍馬記念館
- 桂浜
- 四万十川舟母
- 道の駅
- 足摺海洋館SATOUMI
- ジョン万次郎資料館
- 高知城
- 金比羅宮
- 小豆島(おさるの国・寒霞渓・二十四の瞳映画村・オリーブ公園・一徳庵・マルキン醤油記念館)
- 栗林公園
四国に入ってからは、鳴門から徳島までは路線バス、徳島から大歩危駅までJR、かずら橋と四万十川周辺は観光タクシーを利用、高知駅から桂浜、龍馬記念館へは往復路線バス、中村のホテルから舟母の乗り場までと、高知駅から高知城までの往復、琴平駅から金比羅宮の500段目付近まで、高松駅前から栗林公園までの往復はタクシーを利用、高速艇で小豆島ヘ渡り、日帰り観光バスで島内を観光した。JR四国で発売していた四国満喫スペシャルプラス(JR四国全線、土佐くろしお鉄道全線、阿佐海岸鉄道全線、JR四国バスが土日祝日を一日以上含む3日間乗り降り自由で10500円)が便利でお得だった。中村から直接琴平に向かう予定だったが、タクシーの運転手さんに高知城は見た方がいいと言われて、朝早く中村を出て高知城に行き、その日のうちに琴平、高松へ移動した。四国満喫スペシャルプラスのおかげでお得に移動出来て助かった。このチケットには四国のKIOSKで使える1000円分のチケットがついていて更にお得だった。
【反省点】
- 徳島発大歩危(かずら橋最寄り駅)行きのJRの始発が9:01。大歩危駅着が、10:37。かずら橋、夢舞台、平家屋敷を観光し、そば屋で昼食をとり12:53大歩危駅発のJRに乗って高知に着いたのは13:41。路線バスで坂本龍馬記念館、桂浜を観光して夕方になった。高知城、ひろめ市場を回るにはあと半日必要だった。徳島の始発が2時間早いと、全てを一日で回れたと思う。
- 2日目は高知発8:20のJRで中村に向かい10:04中村着。ホテル(サンリバー四万十)ヘ荷物を預け、タクシーで舟母の乗り場ヘ向かい、11:15発の舟母(45分、1人3500円)で四万十川を観光、その後予約していた観光タクシーで道の駅に移動し昼食、SATOUMI、ジョン万次郎記念館、海が見下ろせる高台に行ったり、火山がない四国に流れついた溶岩で出来たという岩を見た。料金は6時間で24900円(2人で乗車したが、何人でも同じ料金)距離があるので移動に時間がかかるしタクシー代の他に施設入館料もかかる。高齢の親のため奮発したが、ちょっとかかり過ぎた。中村発の足摺岬を巡る一日観光バスが1人3800円であったが、朝8時出発で夕方までなので、高知から移動してからでは間に合わないし、舟母を下りてからも利用できなかった。舟母に乗らず足摺岬まで行くか、四万十川周辺だけ観光して、中村には宿泊せずに愛媛へ移動し道後温泉で宿泊しても良かったと思う。
- 四万十川の舟母はマストがあるため沈下橋の手前でUターンする。沈下橋は舟母から眺めただけだったが、実際に歩いて渡ってみれば良かった。元々観光タクシーのコースに組み込まれていたが、私が変更してもらったのだ。長時間車に乗って移動するより、川沿いのジップラインで遊んだり、地元の料理を堪能出来る店に行ったりした方が楽しめたと思う。個人的には炭焼小屋など、田舎ならではの雰囲気を味わえる場所に行ってみたかった。コロナ禍なのに道の駅のレストランが混んでいて待ち時間があったので、時間短縮するなら、別な飲食店に予約を入れておくといいと思う。
- 琴平から高松に向かうJRのホームを勘違いして乗り遅れ、高松に着くのが遅くなった。ホームはしっかり確認しよう。周遊きっぷがあるのでJRを利用したが、金比羅宮から近い琴電を利用してもいい。
- 小豆島観光は、8:20高松港発の高速艇に乗り、バスでの観光が終わるのが15:25。帰りは15:50土庄港発の高速艇に乗り高松港着が16:25。その後タクシーで栗林公園ヘ向かい閉園間際に園内を大急ぎで回った。栗林公園をゆっくり回り、うどんを食べたりして、高松市内を観光するには半日から丸一日は必要だった。
- 瀬戸大橋を親に見せるため、帰りは岡山経由の新幹線にしたが、高松から岡山に行く快速マリンライナーからは橋の全景が見れない。乗り継ぎの便利さだけを考えてJRにした事を大後悔(T_T)。
- 高松では駅前の高級ホテルに宿泊。タクシー乗り場も高速艇乗り場もすぐそばで立地は最高。部屋もゴージャス。夕食はホテル内レストランのバイキングを選んだが、高松駅の中に寿司屋、とんかつ屋など飲食店があったらしい。気楽に食べたいならこちらがおすすめ。
【四国を旅しての感想】
- 渦の道やかずら橋、瀬戸大橋など特色ある橋、城、川、海、渦潮、島、岬、温泉、金比羅宮、食、舟、偉人、歴史、俳句など…四国は魅力満載の土地。高知の日曜市に偶然遭遇したが、どこか懐かしさを感じた。田舎寿司も珍しい。土地が広く交通手段が少ないので、回りにくさと時間と費用がかかるのが難点。4県、市町村、航空、JR、各観光地、タクシー、バス、ホテル、飲食・土産物店が連携して、観光客がどうすれば短時間で費用を抑えて効率よく回れて楽しめるか、どうすれば本土や北海道、沖縄、海外から来やすいか、どうすれば旅行者の負担を減らせるかを検討し早期に改善して欲しい。新幹線がなくとも、その点を改善すれば観光客は多数押し寄せると思う。機会があれば私も今回行けなかった松山、道後温泉、しまなみ海道に行ってみたい。瀬戸大橋もリベンジしたい。
- 高知発の市内観光、中村発の足摺岬や四万十川観光、高松発の日帰り市内観光バスの安価なコースがもっとあれば、初めて四国を訪れる人が観光しやすいと思う。高知や中村まで行くのがまず大変なので、そこから先は楽に観光できるようにして欲しい。タクシーは費用が高いし、路線バスは時刻を予め調べなければいけない。スマホを扱えないお年寄りや費用を抑えたい人には不向きなのだ。知らない土地でレンタカーは利用したくない。北海道では札幌駅北口や函館駅前から様々な方面に向かう日帰り観光バスが出ていて、1000円から10000円程度の手頃な料金で楽しめる。朝早くの出発だと前泊しなければいけないが、四国では徳島から高知、高知から中村への移動に時間がかかる。一日観光してから、すぐに次の地へ夜に向かうのは負担が大きい。午前中遅くか、昼過ぎの出発の半日プランがあると便利だと思う。四国満喫きっぷスペシャルプラスのようなお得なサービスも是非継続して欲しいし、平日のみでも利用できるようにして欲しい。今回の旅行は、飛行機や高速バス、観光タクシー、JR、路線バス、高速艇の時刻や費用、観光地、ホテル、飲食店などをスマホで検索し、できるだけ効率よく回るよう乗り物の時間などを入念に下調べをして事前にチケットを準備し、飲食店にも予約を入れたのでスムーズ動けたが、計画を立てるのに休日を利用して約3ヶ月かかった。電車の本数の少なさも、日程やコースを決めるのに時間がかかった要因。JR四国が利用者減のため本数を減らしたらしいが、利用者を増やしたいなら、逆に本数を増やして欲しい。本数減は、ますますの利用者減になりかねない。JR、タクシー、路線バス、荷物を預けるコインロッカー代、舟母や高速艇の費用など、他の地域より時間と費用が多くかかった割に動きにくくバタバタした。下調べに時間をかけなくとも誰でも気軽に旅行できるようなサービスがあるといい。本土からのアクセスも今以上しづらくならないようにして欲しい。今回はgotoトラベルのおかげでホテル代などを抑えられて助かったので、こういうサービスも是非継続して欲しい。
四国は見どころ満載。渦潮の上にかかる渦の道は、JRを通す予定が頓挫して出来た遊歩道らしいが、全長が長く、海の上を歩いている感じが素晴らしく、強風にさらされながらも、とても楽しかった。龍馬記念館の龍馬直筆の手紙に感動し、美しい桂浜でしばし休憩し、こじんまりした高知城に生活感を感じた。四万十川では念願の舟に乗り、栗林公園で松平家の財力に思いをはせ、小豆島では映画村で昭和のスターを思い出し、オリーブ園で初めて木になっているオリーブを見た。お猿のショーでは頑張ったお猿に拍手を贈った。かどやのごま油工場が小豆島にある事も初めて知った。久しぶりに全神経を使ったのはかずら橋、渡りきった時は心底ほっとした。金比羅宮は資生堂パーラー神椿までタクシーで行けたので親もお参り出来て感謝。階段を下る途中でお団子などを頬張るのもまた楽しい。個人旅行をするなら事前下調べ必須。各観光地を移動する時間や費用を入念に調べておこう。乗り継ぎが悪いと時間のロスになる。利用できるサービスは漏れなく利用しよう。JAFカードを提示すると、龍馬記念館やSATOUMIの入館料が割引になる。タクシー代が結構かかるので、お金は多めに準備する事をお勧めする。今回は高知観光リカバリーキャンペーンの対象だったので、後日5000円×2人=1万円をGetした(^^)v。
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